個人事業主の確定申告
正社員・契約社員のいづれかを選択できますが、契約社員を選択した場合・・・即ち個人事業主として仕事を請け負う場合、最大の関心事に『確定申告をどう行うのか?』が挙げられます。個人事業主の場合、今まで会社が代行してくれた一切の経理事務手続きを自分で行う必要があります。申告なんて面倒だな〜と思う人も多いでしょう。
でも、本当なら何らかの形で自分で申告を行うべきだと私は思います。そうすることによって、もっと税金や社会保障に関心が高まるのに・・・と思いませんか?
希望者には下記の経理作業方法をご説明します。
まず所轄の税務署に行って下記を提出します。
具体的な記入方法は説明します。
@『個人事業の開廃業等届出書』の提出
A『所得税の青色申告承認書申請』の提出
↑税務署にて提出する『個人事業の開廃業等届出書』と『所得税の青色申告承認書』
パソコンを使って日々のデータを入力しましょう!
仕事をするにあたって、日々の入出金の管理をしなければいけません。入出金項目はそんなにありません。主としては・・・
■出金 : 交通費&定期代、消耗品費、仕事を行うにあたっての必要となる技術図書費など。
■入金 : 当社がお支払いする給与
具体的には次の五種類を作成しましょう。
現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳。
この中で常に意識する必要があるのは現金出納帳、経費帳くらいです。売掛帳、買掛帳、固定資産台帳については紙面の都合上別途説明します。
これらは、EXCELシートで十分です。フォーマット・サンプルはお渡しします。仕事に必要な事務文具等の消耗品費、技術図書費などのレシートは必ず保存しておいて下さい。定期券等はコピーしておくと後々作業が便利です。
この作業は一番重要なので別途具体的に説明します。本屋さんに行けば優しく書かれた本が出回っていますよ。慣れるまで面倒と感じるかもしれませんが、心配は不要です。
これを12月度分まで繰り返します。
『その1」』を手続きしておけば、12月中旬頃に税務署から所得税青色申告決算書が送られてきます。
貸借対照表、損益計算書を、『その2』で日々入力したEXCELシートをもとに転記します。ん〜何やら面倒そう・・・いえいえ、不安な人には記入方法等の説明をします。
↑税務署から送られてきた青色申告決算書の書き方(小冊子)と青色申告決算書の記入用紙
↑一緒に同封されてくる文書も注意して読みましょう。
![]()
↑税務署から送られてきた所得税の確定申告の手引き(小冊子)と確定申告書の記入用紙いよいよ1月中旬頃に税務署から確定申告書が送られてきます。
『その3』で作成した青色申告決算書の青色申告特別控除後の所得金額を用いて確定申告書を作成します。最初は不安でしょうから希望者には記入方法の説明をします。
とは、言っても税務署から送られてくる手引きを見ながら順番に電卓をたたくと自然に出来てしまいます。申告にあたっては税務署に行って内容をチェックしてもらいましょう。不備な点は指摘して貰えます。所得税額が判明したら、あとは最寄の金融機関で支払えば終了です。
確定申告するにあたって、中途入社の人は源泉徴収票を忘れずに!生命保険・損害保険の契約している人は支払い証明書も忘れずに!年間医療費が10万円を超えそうな家庭の人はあらかじめ医療費控除も検討しましょう!医療費控除は正社員の方でも可能です。
医療費控除は、1年間の薬代や医者にかかった合計金額が必要です。年末に言われても対処のしようがありませんので、あらかじめ準備方法を説明します。申し出て下さい。
↑税務署にも手引きは用意されています。尚、個人事業主になると健康保険・国民年金・住民税も自分で支払う必要性があります。
「あ〜面倒で嫌だ!」なんて言わないで! ひととおり1年間経験すると、今まで無関心だった税金や社会保険がぐっと身近に感じられるでしょう。
●
●
●
せっかくだから、国民年金の第1〜3号被保険者の内容も把握しましょう。税務署に行けば過去の年金支払期間の確認ができます。税務署の職員の方が端末画面から被保険者記録照会してくれます。
※第1号被保険者
会社員が個人事業主になった場合、あなた及びあなたの配偶者
※第2号被保険者
会社に勤務する厚生年金保険の被保険者
※第3号被保険者
第2号被保険者に扶養されている配偶者
個人事業主になった場合は、奥さんはあなたと共に第一号被保険者になります。
個人事業主から正社員に戻った場合は、第1号→第2号被保険者になりますが、そのとき奥さんの第3号被保険者の手続きを再度行います。個人事業主を経験した人ならもう大丈夫でしょう。
個人事業主に関係無いのですが、正社員→正社員と過去に転職を経験している人は奥さんの第3号被保険者の手続きを必要とする場合が多々あります。条件によって不要の人もいるのですが、あなたの奥さんの手続きは大丈夫ですか?
※奥さんの種別変更時は忘れず第3号被保険者の申請しましょう。損しちゃいますよ!
↓『国民年金被保険者資格取得・種別変更・種別確認(第3号被保険者該当)届書』は市区町村の役所で申請します。複数舞綴りです。
◆◆◆ 独立を考えている人へのアドバイス ◆◆◆
独立するということは自分で税務署に行くことです。アメリカはサラリーマンも自分で税金の計算をします。そうすることで納税者の意識が出ます。独立を考えているなら、自分で調べて自分で税金を計算し自分で税務署に行くことを心がけましょう。